
エフェクチュエーション: 市場創造の実効理論
サラスバシー サラス
この本について
仕事でも個人の活動でも、「まず目的を決めて、そこから逆算しないと動けない」と思い込んでしまう時がありますよね。やりたいことが定まらないまま焦ったり、情報を集めても判断できなかったり。僕も同じで、計画を立てるほど身動きが重くなるタイプでした。 この本がおもしろいのは、「何をすべきか」より「今の自分が何を持っているか」から動き始めるという発想を、理論としてしっかり示してくれるところです。手持ちの知識や人間関係から小さく動き、その過程で関わる人が目的を一緒につくっていく。失敗は避ける対象ではなく、むしろ“早めに小さく経験する”ことで次の一歩をつくりやすくなる。予測不能な状況でも前に進めた起業家たちの行動を説明してくれるので、「計画が固まらないから進めない」という思い込みが少しほどけていきます。 特に、不確実な環境では「予測よりコントロールできる範囲を増やす」という視点が効きました。予期せぬ出来事をチャンスに変える考え方や、関わる人が増えることで目的そのものが変わっていくプロセスは、仕事の企画でも副業でも、人と動く場面ならどこでも役に立ちます。 目的が見えないまま「でも何か動きたい」と思っている人に刺さる一冊です。
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