
出向役員野島、決断する: 「器量」のリーダー、「度量」のリーダー (リーブル出版)
鈴木孝博
この本について
仕事で大きな決断を求められたとき、正直、前向きになれないことって多いですよね。左遷なのかチャンスなのか、自分でも判断がつかないまま動かされていく感じ。しかも周りの目ばかりが変わって、自分だけ取り残されているような気分になる。でも「じゃあこの状況をどう受け止めればいいんだろう」と考え続けてしまう。そんなときに、この本は静かに効いてきました。 主人公・野島が迷いながらも「難しい方を選ぶ」「納得できないことにも意義を探す」といった姿勢に、読者の多くが救いを感じたんだと思います。無理にポジティブになるわけでもなく、「嫌なら嫌でいいけど、その中でどう動くか」を淡々と積み重ねていく。さらに、器量や度量といったリーダー像も、抽象論ではなく、批判を受け止める場面や苦しい局面での態度として描かれていて、自分の仕事にそのまま重ねやすいんですよね。「結局、リーダーはメンバーが育てる」という視点も、ポジションよりも日々の関わりの重みを思い出させてくれます。 立場が変わりそうなときや、環境が急に揺れたときに、自分の“腹のくくり方”を見直したい人にはとても刺さると思います。決意表明でも精神論でもなく、迷いながらでも前に進むための現実的なヒントがほしいときにちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
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