
世襲と経営 サントリー・佐治信忠の信念 (文春e-book)
泉 秀一
文藝春秋 / 2022-11-08
この本について
仕事で判断を任される場面が増えてくると、「どこまで自分で抱えるべきか」「どこから人を信じて任せるべきか」でモヤつく瞬間がありませんか。努力しているつもりでも成果にうまく結びつかず、運に左右されているような気がしてくる時もあります。そんな曖昧な領域に向き合うのが難しくて、僕もずっと悩んでいました。 この本を読んで印象的だったのは、綺麗事ではなく、実際の経営の現場で人と組織がどう動くのかがそのまま描かれているところです。たとえば「任せる」という言葉ひとつ取っても、範囲を曖昧にすると簡単にグリップが失われていくこと。逆に、必要な時はリーダー自身が心臓部に入り込んででも立て直す覚悟が求められること。そして、運や勘といった非合理なものですら、誠実な積み重ねの先にしか宿らないという視点が、妙に現実的で腑に落ちました。 もう一つ救われたのは、トップほど迷い続けていて、強く見せる裏で静かに悩んでいることが淡々と語られている点です。厳しい判断をしながらも、あとで必ずフォローを入れるような人間味のある姿が、組織を動かす力になることも改めて感じました。結局のところ、強い決断と優しさの両方を持った人が組織を前に進めるんだと気づかされます。 「責任の重さに押されつつも、ちゃんと前に進みたい人」に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




