
乳がんと診断されたらすぐに読みたい本 ~私たち100人の乳がん体験記
豊増さくらと乳がん患者会bambi*組
エッセンシャル出版社 / 2014-03-15
この本について
病気のことって、調べれば調べるほど言葉が難しくて、自分の体なのに自分が置いていかれるような感覚がありますよね。検査や処置の説明も、頭では理解していても「結局どんな感じなんだろう…」と不安が残る。さらに年齢節目のタイミングと重なると、気持ちの落ち込みもセットで押し寄せてくると思います。 この本は、まさにその「置いていかれる感じ」を少しずつ取り戻してくれる体験談集でした。例えばルートを取る時の痛みや流れを、淡々と、でも嘘なく書いてくれている人が多くて、未知の処置に対して構えすぎていた気持ちがふっと緩む瞬間がありました。また、腋窩郭清やリンパ浮腫みたいに、文字としては知っているけれど生活の中でどう向き合うのか想像しづらい部分も、実際にどう感じたか、何に困ったかの生の声がそのまま載っています。治療そのものより、「その後の自分の生活」が急に具体的になる感じです。 専門家のガイドではなく、100人の体験の積み重ねだからこそ、自分と重なる部分が必ずどこかに見つかると思います。すぐ元気になるための本というより、これからの時間を少しだけ落ち着いて迎えるための“予習”に近い存在でした。自分のペースで現実を受け止めたい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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