
海外で結果を出す人は、「異文化」を言い訳にしない
グロービス and 高橋亨
英治出版 / 2021-03-22
この本について
海外や新しい部署に放り込まれたとき、「急に全体を見る役回りになったけど、どこから手をつければいいのか分からない」「文化の違いと言われるけど、本当にそれだけなのか?」といった戸惑いをよく聞きます。自分もそうで、分からなさをごまかしたくなる瞬間が何度もありました。 この本は、そのモヤモヤを“異文化”のせいにせず、ビジネスとして分解して扱える形にしてくれます。たとえば、ビジネスモデルをCVP・利益モデル・プロセス・経営資源の4つに整理して考える視点は、初めての領域でも「まずはどこが抜けているか」を見極める基準になります。また、違和感を感じた瞬間を「チャンス」と捉える姿勢や、「分からないけど、こうではないか?」と仮の答えを持つ習慣は、海外だけでなく変化が速い職場でそのまま効きます。さらに、自分の限界を知ることが人を巻き込む武器になるという話は、リーダー経験が浅い人ほど腑に落ちると思います。 特に、「急に全体を見る立場になった人」や「文化の違いに説明を求めがちな人」には刺さるはずです。海外の話が多い本ですが、読み終えるころには、自分の仕事のどこに課題が潜んでいるかを、文化ではなく構造で語れるようになります。自分の立ち位置を見直したいタイミングに静かに効いてくる一冊でした。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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