
DXの教養 デジタル時代に求められる実践的知識
志度 昌宏、三菱ケミカルホールディングス 先端技術・事業開発室 DXグループ
インプレス / 2021-03-30
この本について
DXに関わると、「結局どこから手をつければいいんだろう」とか、「社長は“DXをやれ”と言うけれど、目的が見えないまま走らされている感じがする」みたいなモヤモヤがつきまといますよね。僕自身、現場と経営のあいだで立ち尽くすことが多くて、技術の話を追いかけても実務に落とし込めない時期が長くありました。 この本が助けになったのは、抽象的なDX論ではなく、実務に引き寄せて考えられる“視点の置き場”をくれたところです。デジタルプレイブックのように「どんな状況で、どんな型を使えばいいか」を整理してくれるおかげで、手探りで進めていた業務改善に筋道が通りました。さらに、機械学習プロジェクトキャンバスの説明を読むと、上から指示された“とりあえずデータで何かやれ”案件でよく起こる失敗の理由がはっきりして、プロジェクトの入口で何を押さえておくべきかが理解できました。加えて、「右手に変革、左手に改善」という考え方は、壮大なDXと日々の現場改善をどうつなげればいいのか悩んでいた自分には、かなり現実的な道標になりました。 大げさに未来を語る本ではなく、目の前の業務を“自分ごと”として動かすための教養を積み上げる一冊です。現場寄りでも経営寄りでも、「DXって何をどうやれば仕事が前に進むの?」と立ち止まっている人には特に刺さると思います。
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