
カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方
唐澤俊輔
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2020-08-28
この本について
「いい会社って何なんだろう…」と考える場面、仕事をしているとけっこうあります。福利厚生が充実していても、人によってはしっくりこなかったり、逆に制度は最低限でも居心地がよかったり。あの違和感の正体をうまく言語化できずに、私自身もしばらくモヤモヤしていました。 この本が効いたのは、“いい会社は客観的に決まるものではなく、社員が抱く期待とのギャップが小さい会社だ”と整理してくれたところです。そこから、「自分の会社はそもそも何を提供しようとしているのか」「自分はどんな環境を期待して働いているのか」を正面から考えられるようになりました。また、事業とカルチャーを両輪で扱うという視点も現実的で、ビジネスモデルと同じレベルでカルチャーを設計する必要があるという話は、現場の判断にまで具体的な影響があります。バリューを“何を捨てるか”まで含めて定義する話も、曖昧な標語を掲げて迷走しがちな組織には刺さるはずです。 結局のところ、自分の会社の“○○らしさ”が何なのか棚卸しし、その認識を社内外でそろえていくことが、期待値のズレを減らす一番の近道なんだと思います。マネージャーとして、チームに伝えるべきことの粒度や正直さを見直すきっかけにもなりました。 「組織の空気の正体を言語化できずにいる人」に、とても落ち着いて効く一冊です。
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多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの15%が集中しています。
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