
「超」入門 失敗の本質
鈴木 博毅
ダイヤモンド社 / 2012-04-05
この本について
仕事で「何が正しい判断なのか」がわからなくなる瞬間ってありますよね。現場の声を拾えていない気がしたり、自分の視野の狭さが組織全体の天井になっているんじゃないか…とふと不安になったり。僕自身、役割が上がるほどこのモヤモヤが増えました。 『「超」入門 失敗の本質』は、その不安を“論理的にほぐしてくれる”本でした。日本軍と米軍の対比を通して、失敗する組織がどんな思考のクセを持ち、逆にしなやかな組織はどう意思決定するのかが、驚くほど現在の仕事に重なります。特に、リーダー自身の限界がそのまま組織の限界になってしまう、という指摘は耳が痛い一方で、自分の見方を変えるだけで組織の可能性を引き出せる余地がまだある、と前向きにもなれます。 僕がこの本で救われたのは、まず「勝つための指標を見抜く」という考え方を具体的に示してくれたところ。目の前の“忙しさ”に流されず、何を追うべきかを言語化するだけで意思決定のブレが減りました。もう一つは、現場の声を遮断しない仕組みの重要性が繰り返し描かれていること。現実を正しく見に行く姿勢が、結局は一番のリスク回避になると腑に落ちました。 「自分の判断基準が曖昧なまま組織を動かしている気がする…」そんな人に特に刺さる一冊だと思います。自分の弱さや限界も含めて、どう組織と向き合うかを静かに教えてくれる本です。
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