
DX CX SX
八子 知礼
クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2022-03-28
この本について
現場でDXを任されていると、「データを集めろと言われても、そもそも何から手をつければいいのか」「うちみたいな中小でもやる意味あるのか」とモヤモヤする瞬間が多いと思います。僕も同じで、データ連携や可視化の話になると、急に世界が難しく感じてしまうタイプでした。 そんな中でこの本は、抽象的な変革論ではなく、現場の“つっかえ”に近いところから話が始まるので、読みながら自分の環境に置き換えやすかったです。たとえば、サプライチェーンでデータを開示しないことでムチのように余剰在庫が膨らんでしまう描写は、「あ、これはどこでも起きてる構造なんだ」と腑に落ちましたし、境目に注目すると課題が見えやすくなるという話は、日々の業務改善にもすぐ使えます。さらに、投資を“外販”で回収する発想や、デジタルツインをPDCAの延長線として捉える説明は、やみくもにDXを進める不安をだいぶ軽くしてくれました。 全体として、変化に適応する組織とは何かを、技術論と人の動きの両面から示してくれる本です。特に「自社のデータをどう扱えば仕事がラクになるのか」を現実的に考えたい人には、けっこう刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの39%が集中しています。
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