
実務担当者のためのビジネスプロセスDX実装ガイドブック―明日何をどうすればいいかがすべてわかる
上田 剛
この本について
DXを任されたときにまずぶつかるのって、「結局どこから手をつければいいんだろう…?」という、あの広すぎる視界だと思います。AIとか自動化とか言われても、そもそも自社の業務全体がどうつながっているのか、自分でも曖昧なまま進めてしまうこと、僕もよくあります。 この本が効いてくるのは、いきなり最新技術に飛びつく前に、「まず業務とデータの流れを徹底的に理解する」という、当たり前だけど誰もちゃんとやれていない土台づくりを具体的に示してくれるところです。AIで解決すべき課題なんて1〜2割しかない、という冷静な視点も、変に振り回されないためのいいストッパーになります。また、デジタイゼーションとデジタライゼーションを分けて考える重要性が繰り返し語られていて、議論が噛み合わない原因がどこにあるのかを理解できたのは個人的にかなり助かりました。 結局のところ、DXは目的じゃなく手段で、まずは自社のビジネスプロセスを自分の頭でつかむこと。そのうえで小さく成果を出し、改善ループを回す。この地に足のついたステップが、読み終わる頃には少し現実味を帯びてきます。 現場で「DXって結局なにをどう変える話なの…?」と悩み続けている人に、特に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの37%が集中しています。
読書の順序
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