
現場が主役の日本型DX――RPA×AIをスマホのように使いこなそう
長谷川 康一
この本について
DXに関わっていると、「現場にもっとデジタルを任せたいのに、結局システム部門の事情で止まる」とか、「新しい技術を使えばもっと良くなる気はするのに、どこから変えればいいのか分からない」というモヤモヤがつきまといます。自分もまさにそこで悩んでいて、何度も立ち止まってきました。 この本が助けになるのは、技術の話よりも“現場がどう動くか”に視点が置かれているところです。例えば、RPAを導入する目的を「人の仕事を奪うもの」とせず、「業務を分かっている人がプロセスをデザインするための道具」として扱っている点がすごく腑に落ちました。また、既存プロセスにAIを当てはめるのではなく、「AIを前提にすると、そもそもプロセスはどう作り直せるのか」という思考の転換も、この本から得た大きな気づきです。さらに、すそ野を広げる形で人材を育てるアプローチが、中小企業でも現実的にDXを進める道として描かれていて、肩の力が抜けました。 クラウドかオンプレか、といった大きな議論よりも、目の前の現場をどう動かすかに悩んでいる人にこそ刺さる本だと思います。自分と同じように、DXに正解はないけれど何か一歩進めたい人には、ちょうどいい視点の整理になる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
読書の順序
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