
走らんか! 福岡第一高校・男子バスケットボール部の流儀
福岡第一高校バスケットボール部・井手口孝コーチ
竹書房 / 2021-07-02
この本について
チームや職場で「同じことをやっているはずなのに噛み合わない」とか、「もっと良くしたいのに、どこから手をつければいいのか分からない」と悩むことがよくあります。自分もそうで、気づけば目の前の“作業”をこなすことで精一杯になってしまう瞬間があります。 この本は、バスケットの名門校の話ではあるんですが、読んでいるとスポーツを越えて、集団をどう育てていくかという視点がじんわり効いてきます。たとえば、人数を一人変えるだけで練習の意味が変わる話や、遅刻の指導に徹底して向き合う理由、ボールを持っていない時の動きを同じスタートラインで磨く姿勢。どれも「結果だけ見ても変わらない。変えるべきはその前の設計や態度なんだな」と思わせてくれました。 特に印象的だったのは、選手を“細かく見る”ということの深さです。上手い・下手のラベルではなく、表情や立ち姿、ヘルプに入る一瞬の感覚まで拾っていく。これは仕事でも同じで、表面的な成果より、その人がどこで光るかを丁寧に見ていくことの重要さを思い出させてくれます。 スポーツの話が好きかどうかより、「組織やチームでのズレに疲れている人」「成果より前のプロセスを見直したい人」に静かに刺さる本だと思います。自分も読みながら、目の前の関わり方を少しだけ変えたくなりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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