
使えば使うほど好かれる言葉―――たとえば、「いつもありがとう」と言われたら誰もがうれしい! (王様文庫)
川上 徹也
この本について
人と話すたびに、「この言い方でよかったのかな…」と後からモヤモヤすること、僕もよくあります。職場でもプライベートでも、ちょっとした一言で距離が縮まる日もあれば、逆に壁を作ってしまう日もあって。その差って、スキルというより“相手への温度感の伝え方”なんですよね。でも、それを言語化するのは意外とむずかしい。 この本がおもしろいのは、テクニックの話に終わらず、日常の「相手をどう見るか」を丁寧に扱っているところです。たとえば、仕事相手をほめるときは「早い・丁寧」みたいに“行動”を具体的に言うと変に疑われないとか、名前で呼ぶだけで承認欲求が満たされて関係がやわらぐとか。さらに、ねぎらい方も「資料よかったよ」ではなく「これ作るの、大変だったんじゃない?」とプロセスに光を当てると、相手のスイッチが変わる。こういう小さな視点の変化が、日々のコミュニケーションにちゃんと効いてきます。 あと個人的に刺さったのは、「教えてください」と言うことの効能を丁寧に説明しているところ。相手の得意分野に質問するだけで、人は“役に立てた”と感じて距離が近づく。実際にやってみると空気がまったく違うので、ちょっとした勇気を出す価値はあります。 人間関係を劇的に変える、というより、毎日の会話を少しあたたかくしたい人に向いている本です。職場で気まずさを抱えがちな人や、人との距離感に迷いやすい人には、かなり実用的に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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