
NISAで利回り5%を稼ぐ 高配当投資術 なぜバフェットは日本株を買うのか (日本経済新聞出版)
窪田真之
この本について
投資のことを考えるたびに、「高配当って結局どれを選べばいいのか」「割安って言われても、本当に安いのか判断できない」というモヤモヤがずっと残っていました。数字を見るのは嫌いじゃないけれど、表面的な指標だけ追っても自信が持てない、そんな感覚です。 この本は、そういう迷いに対して、現実的な“よりどころ”をくれるタイプの本でした。著者が繰り返し見ているのは、企業が持つ不動産の含み益や実質PBRのような、教科書に載らない部分まで踏み込んだ価値の見方です。単に「利回りが高いから買い」ではなく、財務体質や業界ごとの変化まで丁寧に追っていくと、何が割安で何が危ういのかがだんだん腑に落ちてきます。物流や商社のように、地味に見えて実は構造が強い業界をどう読み解くかも、具体的に描かれていました。 読みながら、自分の中の「高配当=退屈」という思い込みが静かにほどけていく感じがありました。値動きの派手さではなく、本源的価値に照らして“なぜこの株を持つのか”を説明できるようになるのは、長く投資を続けるうえで心の安定につながると思います。バリュー株が不人気な時期こそチャンスという視点も、今の相場に重ねると妙に納得感があります。 地味だけど強い会社をどう見抜くか、成長性と割安のズレをどう拾うかに興味がある人には、特に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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