
中学英語イメージリンク―大人のやり直し英文法
遠藤 雅義
英会話エクスプレス出版 / 20210624
この本について
英語をやり直そうとすると、文法書を読んでいるはずなのに「結局どういう感覚で使えばいいのか」が霧のまま残ることが多いですよね。過去形は“過去っぽい”から使うのか、a は“数えるときに付ける”ものなのか、頭では覚えたはずなのに、いざ英語に向き合うと手が止まるあの感じです。僕もずっとそこでもやもやしていました。 この本が助かったのは、知識を足すというより、「英語がどんな景色で世界を見ているか」を教えてくれたところです。たとえば、英語では常に“今の位置”から眺めるから said も was もそろって過去形になるとか、a はただの数量ではなく“輪郭をつける”イメージだとか。こういう説明が入るだけで、例文を読んだときの理解のスピードがまったく変わりました。be動詞を“イコール”でとらえると、一般動詞の“矢印”との違いも自然に整理されていきます。 英語を「真っ白なキャンバスに順番に絵を描くもの」として見せてくれるので、文型だ語順だと固く考えるより、動きや配置で理解しやすくなるんですよね。単数形の名詞が“中身”や“コンセプト”を指すという説明も、chicken が「鶏肉料理」になる理由が腹落ちして、以降迷わなくなりました。 文法が嫌いな人というより、「分かったつもりで止まっていた感覚をどうにかしたい大人」に刺さる一冊だと思います。
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