
サバイバル英文法 「読み解く力」を呼び覚ます (NHK出版新書)
関 正生
この本について
英語を読んでいると、単語の意味はわかるのに、文章全体になるとスッと意味が取れない瞬間ってありませんか。僕もずっと「なんとなく読めるけど、実は自信がない」状態が続いていました。前から読んでいくと置いていかれるし、文法の知識も点で覚えてしまって使いこなせない。そんなモヤモヤが、この本でだいぶほどけました。 特に効いたのは、英語の発想そのものを説明してくれるところです。現在形が「今だけじゃなく過去・未来まで含む“いつも起きること”」だとか、can が「いつでも起き得る」に立脚しているとか、そういう“芯の部分”を知ると、自動的に訳がクリアになる。また、否定語が文頭に来たら倒置が起きる、分詞構文は「接続詞と主語を落として適切にまとめた形」くらいのシンプルな捉え方でいい、といった割り切り方も実践で使えると感じました。 文化の背景まで踏み込んでくれるのもありがたくて、感情表現に -ing と p.p. のどちらが来るかの判断が、「人が気持ちになるのか、気持ちにさせられているのか」という英語圏の感覚とつながる説明になっていて、腑に落ちました。こういう視点があると、文法が「当てはめる」ものじゃなく、読み解くための道具に変わります。 英文を読むときに「構造が霧みたいに薄く見えているだけ」という感覚がある人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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