
「わかる」でなく「できる」になる 話力1日10分集中講義
日本話し方協会
この本について
人と話すとき、「結論がぼやける」「ちゃんと聞いてくれているのか不安になる」「説明が長くなって自分でも迷子になる」。そんな小さなつまずきが積み重なって、コミュニケーションそのものに苦手意識を持ってしまうことがあると思います。僕もまさにそのタイプで、仕事の場面ほど言葉がまとまらず、相手の反応を探ってばかりでした。 この本が助かったのは、話し方を“才能”ではなく“仕組み”として扱ってくれたところです。例えば、話す前に「誰に、何を伝えるのか」を一度だけ明確にするだけで、無駄な回り道が減ります。あるいは、相手を見てうなずきを少し大きくする、あごを軽く引く、表情を足す。たったこれだけで、内容は同じなのに相手が受け取ってくれる温度が変わるのを実感しました。こういう「すぐできる小さな調整」が丁寧に書かれていて、現場で試せるのがありがたいです。 もう一つ良かったのは、叱る・褒める・説明する・お願いする、といった“行動ごとの話し方”が分けて整理されていることです。特に「叱る=怒鳴るではない」という説明のところは、感情と行動を切り離す視点が腑に落ちました。状況によって話す目的が違うから、方法も変える必要がある。そんな当たり前を改めて自分の引き出しとして持てた感覚があります。 仕事で人と関わる時間が増えてきたのに、話すことにはずっと自信がない。そんな人に静かに効いてくる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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