
日本経済図説 第五版 (岩波新書)
宮崎 勇、本庄 真、田谷 禎三
岩波書店 / 2021-05-20
この本について
最近、日本経済のニュースを見ても「結局どこが問題で、どこに希望があるのか」がつかめず、もやっとしたまま仕事に戻ってしまうことが多いんですよね。自分の暮らしと大きな経済がどうつながっているのか、その距離感に迷うというか。僕も同じで、特に食料自給率の低下や非正規雇用の増加、労働市場の二極化みたいな話になると、背景を知らないまま不安だけが積み上がっていく感じがしていました。 この本は、そのモヤモヤを「全体の流れの中で位置づけ直す」助けになりました。農地の減少や輸入畜産物の増加がどう食生活の変化とつながるのか、非正規雇用がなぜここまで増えたのか、技術革新が労働の構造をどう動かしてきたのか…。個々のニュースを追うだけでは見えない因果が、淡々と、でも具体的に積み上がっていきます。特に、輸出の好不調が景気を揺らし、住宅投資や設備投資がどう連動していくのかを丁寧に追ってくれるので、日々の経済指標の数字がいつもより立体的に見えるようになりました。 一冊で日本経済の全部を理解させるような“魔法の本”ではありませんが、点で散らばっていた情報を線にしてくれる安心感があります。社会の変化を自分の生活や仕事の感覚に落とし込みたい人には特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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