
あなたとSDGsをつなぐ「世界を正しく見る」習慣
原 貫太
KADOKAWA / 2021-12-16
この本について
世界のニュースを見ていても、何が正しくて何が問題なのか、判断がつかなくなることがありませんか。善意で寄付したはずが逆効果になっていないか、環境問題も貧困問題もあまりに複雑で、どこから考えればいいのか自信がなくなる。僕もずっと同じように戸惑ってきました。 この本が手助けになるのは、声の大きい意見に流されず、「背景を見る視点」を丁寧にくれるところです。たとえば、援助が依存を生み、結果として自立を妨げる場合があるという話は、わかりやすい善悪を一度脇に置いて考えるきっかけになります。また、多産の背景に“貧しいからこそ”という構造があることや、家畜用の穀物需要が森林破壊や食料不足につながっている現実も、ただの知識ではなく、日常の選択を見直す材料として響きます。 そして何より、この本は「正しい答え」を押し付けてきません。むしろ、世界は変化し続けるからこそ、事実とデータで自分の視点をアップデートしていく姿勢が大事だと繰り返し教えてくれます。関心を持ち続けることの難しさまで含めて正直に語ってくれるので、無理せず自分のペースで考えられるのがありがたいところです。 視野を広げたいけれど、何から学べばいいのか迷っている人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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