文藝春秋2022年2月号[雑誌]

文藝春秋2022年2月号[雑誌]

藤原正彦, 岸恵子, 塩野七生, 船橋洋一, 平松洋子, 手嶋龍一, 常井健一, 三浦しをん, 兼近大樹, 西川美和, and 佐藤優

累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
star総合評価 31/100
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この本について

社会のニュースを見ていて、「自分の暮らしの不安と、世界の動きがどこかでつながっている気がするのに、うまく説明できない」というモヤモヤを抱えることが増えました。出生率、分断、親の介護、国家の方向性……個別の話に見えて、実は地続きの問題なんじゃないか、と。そんな時に読み返したのが文藝春秋のこの号でした。 刺さったのは、読者の方が保存していた抜粋と同じく、“数字と現実”が淡々と並べられていく感じです。例えば、米国の能力主義が生んだ分断、東アジアの出生率の異常な低下、中位年齢の比較。どれもよく聞くテーマですが、こうしてひとつの紙面で俯瞰されると、自分が立っている場所の輪郭が少しだけクリアになります。そして、儒教的価値観や親の介護負担と出生率の関係など、日常の実感と世界の構造が静かにつながっていく感覚があります。 読みながら、「自分の悩みって、個人の努力不足とか性格の問題じゃなくて、社会の条件そのものに触れているだけなんだ」と肩の力が抜けました。この号は何か解決策を押しつけてくるわけではないですが、世界のどこで何が起きているのかを“スキャナー”のように見せてくれるので、自分の立ち位置を整える手がかりにはなります。 特に、社会の変化に置いていかれている気がする人に刺さると思います。

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