
モダンエルダー 40代以上が「職場の賢者」を目指すこれからの働き方
チップ・コンリー, 大熊 希美, 関 美和, and 外村 仁
日経BP / 2022-01-21
この本について
年齢を重ねるほど、仕事で「自分の立ち位置」がよく分からなくなる瞬間が増えました。若い同僚のスピード感に置いていかれるような気もするし、かといって昔のやり方にしがみつきたいわけでもない。そんな宙ぶらりんな時期に、この本がかなり現実的な視点をくれました。 読んでいて救われたのは、年齢そのものより「どう関わるか」のほうが大事だと淡々と示してくれるところです。自分が全部知っている前提を捨て、未熟さごと持ち込んで若い世代と混ざること。経験の幅やEQが、相手の迷いに寄り添う力として役に立つこと。そして、年を重ねても好奇心を失わなければ、むしろそこからまた「生き返る」ような感覚があるということ。このあたりが刺さった人は多いはずです。 結局、40代以降の働き方は、若手の「先生」になることでも、昔の実績を守ることでもなく、自分の進化を続けながら相手の成長にも関わっていくことなんだろうなと感じました。鏡を見れば老いも確かにあるけれど、まだ新しいことに手を伸ばせるし、誰かの役に立てる余白も残っている。その現実を、変に盛らずに教えてくれる一冊です。 特に「最近、自分の経験の扱い方が分からない」と感じている40代以降にはしっくりくると思います。
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