
101のデータで読む日本の未来 (PHP新書)
宮本 弘曉
PHP研究所 / 2022-01-14
この本について
働き方や組織のあり方について考えるとき、「このままの延長線でいいのか?」とモヤモヤすることがよくあります。制度を変えようと言われても、何をどう見ればいいのかが分からないまま時間だけが過ぎていく感じ。自分の職場の悩みが、日本全体の構造的な問題とどうつながっているのかも、正直つかみにくいですよね。 この本は、そういう“なんとなくの違和感”にデータで輪郭を与えてくれる一冊でした。たとえば、労働市場の話。日本では今も「時間で測る働き方」が前提になっていて、製造業ならまだしも、非製造業が大半になった今ではミスマッチが起きていることが数字ではっきり示されています。また、高齢化による賃金構造のひずみや、女性幹部が増えない理由についても、感情論ではなく、実際どこに詰まりがあるのかを淡々と提示してくれます。読みながら、自分の職場で見えていなかった“仕組みの癖”に気づく瞬間が何度かありました。 さらに、人口構造の変化・グリーン化・テクノロジーの進歩という三つのメガトレンドを軸に、これからの数年をどう捉えるかが整理されていて、日々の業務だけを見ていると忘れがちな「前提の変化」に意識を戻してくれます。数字だけの本ではなく、目の前の仕事の見え方がちょっと変わる実感があるのがありがたいところです。 組織の現実を踏まえつつ、「自分の働き方をどうアップデートすればいいのか」を考えたい人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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