
コンセプチュアル思考 物事の本質を見極め、解釈し、獲得する
村山昇
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2022-03-07
この本について
仕事を続けていると、「この業務って結局なんのためにやってるんだろう」とか、「目の前の課題はこなせるのに、全体像がつかめない」といったもやっとした感覚が出てきませんか。僕も同じで、ロジカルに分解しても腑に落ちなかったり、判断の軸がぐらつく時期がありました。 この本は、そういうときに“ものの見方そのもの”を立て直すヒントになります。印象的だったのは、まず「定義化」を通して自分の中の解釈をつくり直す姿勢が徹底しているところ。正解を探すのではなく、余計な要素を捨てながら、自分が本当に扱いたい本質だけを引き抜くという発想です。また、「観」を育てるために、語源を調べたり、色や季節の言葉の辞典にあえて触れるといった、思考の土台をつくるプロセスが丁寧に描かれているのも特徴でした。やりがいの問題が知識だけでは割り切れない理由も、概念・観念・理念という層で説明されていて、自分の仕事をどう解釈するかの目線が変わります。 僕自身、迷ったときにこの本に戻ると、「客観を押さえたうえで、自分の主観をどう育てるか」という視点が整います。まわりの声や数値だけでは判断しきれない人ほど、静かに効いてくる本です。特に、仕事に“意味づけ”が追いつかずに疲れている人に刺さると思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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