
読書脳: 賢さは読書で得られるのか (haka文庫)
中田 良典
この本について
本を読んでいて、やたらと疲れたり、読み終わっても結局あまり残っていない感じがすることってありませんか。自分でも「もっとちゃんと読みたいのに」と思うほど、脳が途中でストップしてしまうあの感覚です。読書は好きなのに、思考が深まらないまま次の本へ行ってしまう…僕もずっとその繰り返しでした。 『読書脳』は、その行き詰まりを「気合い」ではなく、脳の仕組みからほどいてくれる本です。たとえば、覚えられないことを自分のせいにしがちですが、実は海馬や扁桃体の働き方で“記憶の残り方”がまったく変わること。読み進められないのは意志が弱いからではなく、興味のスイッチが入っていないだけで、そのスイッチは運動や環境づくりで後から押せること。さらには、読書はまず全体を軽く通して脳をリラックスさせた方が理解しやすいことなど、どれも日常の読書にすぐ使える視点が多いです。 特に刺さったのは、「他人の頭で考える」だけで終わらせず、自分の思索に戻ってくるプロセスの重要性をはっきり言語化してくれているところ。読めば読むほど「知らないことが増える」あの感覚を、後ろ向きではなく、むしろ健全な状態だと受け止められるようになります。 読書は好きだけど、自分の中でまだうまく“血肉になっていない気がする人”には特にしっくり来ると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの36%が集中しています。
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