
私の好きな孤独
長田弘
潮出版社 / 2022-04
この本について
仕事でも人間関係でも、自分の中に言葉にならないざわつきが残る日ってありますよね。誰かと比べて落ち込むほどではないけれど、かといって「元気です」と言い切れるほど整っているわけでもない。そんな宙ぶらりんな時間に、ふと“自分だけの感覚”がどこかへ押し込められているような気がしてしまうことがあります。 長田弘さんの『私の好きな孤独』は、その感覚を無理に説明しようとも、励まそうともしてきません。むしろ、読者が保存していた「一人のわたしのなかにしかそだつことのない『樹』」という一節のように、自分の中にだけある言葉や風景を、そのままの形で大事にしていいんだと静かに背中を押してくれます。また、「ノンセンスの存在」という抜粋から伝わるのは、意味のないものがあるからこそ、人はかろうじて生きていけるという視点で、行動に結びつく派手なメッセージではないけれど、日々の呼吸の仕方が少し変わるような感覚があります。どうにも言語化できない心の起伏に名前を与えてくれる、そんな時間がここにはあります。 ひとことで言えば、「他人には説明できない自分の気配」を持て余している人に刺さる本です。孤独を肯定するというより、孤独を自分の輪郭として扱う方法を、過度に語らずに示してくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要





