
豊田章男の覚悟 自動車産業グレート・リセットの先に
片山 修
株式会社朝日新聞出版 / 2022-05-20
この本について
仕事で判断が詰まったときや、組織の流れに自分の歩幅が合わないと感じるとき、「今やっていることは正しいんだろうか」と不安になることがあります。考えすぎて深刻モードに入り、でも行動は止まる…自分もよくそこで足踏みします。 『豊田章男の覚悟』を読んで強く残ったのは、「深刻には考えないが、真剣には向き合う」という姿勢でした。たとえばソフトウェアを“ガーデニング”になぞらえる話。完成形を求めるのではなく、細かく手を入れながら少しずつ育てていく。これって仕事や人生にもそのまま使える視点で、「いまの未完成さが恥ではなく、育て方の問題なんだ」と腹に落ちます。また、大組織の論理と個人の想いがぶつかる場面で、章男氏が“過去の成功体験”ではなく“より多くの人の笑顔”を軸に動いたプロセスは、正解のない状況で判断に迷うときの拠り所になります。 個人的に励まされたのは、「未来をよくしたいという意志で迎える20年後は、ただ時間が過ぎただけの20年後とは全く違う」という部分でした。大きな一歩じゃなくても、今日の小さな判断が未来につながる感覚が戻ってきます。 今の仕事に意味を見失いかけている人、変化の中で自分の立ち位置を探している人には静かに刺さる本だと思います。
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多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの30%が集中しています。
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