
ビジネスで使える数学の基本が1冊でざっくりわかる本
グロービス and 嶋田毅
この本について
数字を見るたびに、どこをどう読めばいいのか分からなくなることってありませんか。売上は伸びているのに手応えが薄いとか、比率を見ればいいと言われても何を分母にすればいいのか迷うとか。自分もずっとその感覚が抜けず、「数学が苦手だから仕方ない」と半ばあきらめていました。 この本がよかったのは、数学を“思考の道具”として扱ってくれるところです。指数関数や対数のような、一見ビジネスと遠そうな概念も、複利の膨らみ方や成長率の変化として身近な現象に置き換えて説明してくれる。比率の置き方ひとつで見える世界が変わる、という話も妙に実感がありました。分母を何にするかで解釈が揺れ続けていた自分にはかなり刺さりました。さらに、必要条件と十分条件、代表性ヒューリスティックなど、数字を見る時の思い込みにも触れてくれるので、「計算できること」と「判断できること」がちゃんとつながる感じがあります。 あくまで現場で使える精度に落とし込む、という姿勢も好感でした。正確さにこだわりすぎず、良い近似で十分なケースが大半だと示してくれるので、肩の力が抜けます。数字を扱うのが苦手というより、“どう使えばいいのか分からない”と感じている人にちょうどいい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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