
「データセンス」の磨き方
堀口智之
ベレ出版 / 2018-08-13
この本について
数字を扱う仕事って、気づけば「なんとなく」で通り過ぎてしまう場面が多いですよね。10万円が高いのか安いのか、売上が20%動いたときに実際いくら変わるのか、その場で答えられずにもやっとすること、僕もずっとありました。正確に計算しようとして時間がかかるほど、会議の流れから置いていかれるあの感じも、かなり覚えがあります。 この本が面白いのは、「正確さ」よりも「比べて量をつかむ」「ざっくり解く」「単位とセットで考える」という、現場で効く感覚を鍛えるところに徹しているところです。桁が変わると世界が変わる、とか、売上=顧客数×単価×頻度のように、まず方程式で構造を見る、とか。一見当たり前に見えるんですが、実際の仕事で瞬時に判断できるようになるには、こういう“頭の中でズルをする習慣”がすごく効くんだなと実感しました。数字を疑ってみる、量の違いを正しく並べ替える、そういう当たり前を忘れていたことにも気づかされました。 特に、数字を扱うときに緊張してしまう人や、「数学は苦手だけど数字には強くなりたい」と思っている人には刺さるはずです。データセンスは才能というより習慣だ、という本書の立ち位置が、個人的にはかなり救いでした。
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ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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