
会社という迷宮――経営者の眠れぬ夜のために
石井 光太郎
この本について
仕事で戦略を考えるたびに、「なんでこんなに形だけの議論になるんだろう」とか、「市場って言うけど、結局どこの話をしてるんだろう」とか、妙なむなしさが出てくることがあります。数字もロジックも大事なはずなのに、それが積み上がるほど、自分の考えていた“会社の意味”が遠ざかっていく感じがするんですよね。 『会社という迷宮』は、その違和感をそのまま言語化してくれる本でした。特に刺さったのは、世の中で当たり前になっている“客観的”な評価軸や“わかりやすさ”が、当事者の判断力をむしろ奪うことがある、という指摘です。経営者が「市場に説明したくない」と語った背景のように、本当に大事な構想って、そもそも他人には伝わりにくいし、数字にも落ちにくい。その当たり前を忘れた瞬間に、会社も自分もゲームの参加者として消耗し始めるんだと気づかされました。また、コンサル的な視点が便利な一方で、それが“会社の個性そのものを映せない眼鏡”になってしまうという話も、自分の仕事に引き寄せやすかったです。 この本は、派手な解決策をくれるタイプではなく、むしろ「そもそも会社とは何をめざすものなのか」という視点を取り戻すための一冊です。目の前の課題に追われながらも、どこかで「自分は何のためにこのゲームをやっているんだろう」と立ち止まった経験がある人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
BookNotion をお使いの方へ
この本の指標は、あなたの本棚でも見られます
このページで見ている読者数・精読度・完走率は、あなた自身の本にも表示できます。BookNotion をお使いなら、下のリンクを開くだけで自分のデータが出ます(ログイン操作は不要です)。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




