
自分を好きになれない君へ(小学館YouthBooks)
野口嘉則
この本について
最近「気持ちが揺れているのに、ちゃんと受け止められない自分」にしんどさを覚えることが多いです。落ち込んでいるときほど理由を探してしまったり、前向きになれない自分を責めたり。でも、そうやって感情をいじり回すほど、余計に自分がわからなくなるんですよね。 この本は、そんなループをいったん止めるための視点をくれました。印象的だったのは、感情を変えようとする前に「感じている事実だけを丸ごと認める」という姿勢です。悲しいなら悲しいまま、不安なら不安のまま置いておく。良い悪いの判断をしない。その状態を受け入れていると、少しずつ「ここにいる自分」を感じられるようになるところが、実感として腑に落ちました。また、インナーチャイルドとインナーペアレントの話も、感情が暴れているときの内側の構造を説明してくれるので、自分にどう寄り添えばいいのかが具体的にイメージできます。さらに、他人にイライラしやすいときほど自己受容ができていない、という指摘も痛いほど思い当たります。 自分の気持ちを否定せずに扱いたいけれど、実際どうすればいいのかわからない人には静かに届く本だと思います。自分を好きになろうと頑張りすぎて疲れてしまったときに、ちょうどいい距離感で寄り添ってくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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