人外教室の人間嫌い教師2 ヒトマ先生、私たちの希望を見つけてくれますか……?【電子特典付き】

人外教室の人間嫌い教師2 ヒトマ先生、私たちの希望を見つけてくれますか……?【電子特典付き】

来栖 夏芽、泉 彩

累計読者数2
平均ハイライト数 3件/人
star総合評価 28/100
start序盤集中型

この本について

最近、「自分ってなんでこんなに感情に振り回されるんだろう」とか、「もっと大らかに受け流せたら楽なのに」と思う瞬間がけっこうあります。仕事の場面でも、人との距離感や期待と失望の振れ幅に疲れてしまうことがあって、割り切れたらいいのにな…と思いつつ、割り切れない自分も確かにいるんですよね。 『人外教室の人間嫌い教師2』の抜粋を読んでいて、一番刺さるのはまさにそこでした。羽根田のように「全部を受け入れて生きる」タイプと、自分の感情を丁寧に扱わずにはいられない主人公。そのやりとりが、こっちの胸の内をそっと撫でられているみたいで、読んでいるうちに「どちらが正しい/間違っている」という話ではなく、どちらの生き方にも続いてきた時間があるんだな、と自然に思えてきます。自分の感情を細かく噛みしめてしまう性格でも、それは弱さじゃないと感じられるのがこの本のいいところです。 とくに効いてくるのは、誰かに問い返されることで自分の感情が輪郭を持っていく場面が丁寧に描かれているところと、人と違う感じ方をしていても、その差を否定せず「そういう人もいる」と静かに受け入れていく空気感です。共感しすぎて疲れやすい人、感情の扱いにいつも躓きがちな人には、かなり刺さると思います。 さらっと読めるのに、不思議と読み終わったあとに自分の気持ちを少しだけ大切に扱えるようになる一冊です。

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