
プロにする魔法はないけど方法はある 興國高校サッカー部・内野流 諦めない育成
内野智章
竹書房 / 2022-10-25
この本について
部活でも仕事でも、「全体の成果を優先すべきか、個々の成長を優先すべきか」でモヤっとする場面ってありますよね。数字を追えば早いのに、本当にそれでいいのか…と迷うあの感じ。僕もよくそこで足が止まります。 この本を読んで印象的だったのは、興國高校の内野さんが“勝つより育てる”を軸にして、迷いながらも一貫して選手の未来を選んでいるところです。Aチームの戦力として置いておくより、Bチームで試合に出る経験を優先させる判断。目先の勝利を少し捨ててでも、選手としての厚みを積ませる姿勢に、「長期で物事を見るってこういうことか」と視点が変わりました。また、ドリブルという武器をどう活かすかを選手と一緒に磨いていく過程も、才能は“伸ばされる”のではなく“一緒に育てていく”ものだと実感させられます。 さらに、プレーモデルや戦術理解を練習の裏側で細かく積み上げていく話は、環境づくりの重要さを教えてくれます。結果に振り回されず、選手の未来に対して責任を持つ指導者の姿勢は、どんなチームや職場でも通じるところがあると思います。 短期の成果と長期の成長の間で揺れている人、育成やマネジメントに悩む人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
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