
男性中心企業の終焉 (文春新書)
浜田 敬子
この本について
仕事でも家庭でも、なんとなく「自分だけが忙しい気がする」とか、「頑張っているのに役割の固定から抜けられない」と感じる瞬間、けっこうあると思うんです。僕自身、周りの価値観に合わせて無意識に行動してしまっていたことに、後から気づくことが多くて。そんな時に、この本がかなり現実的な視点をくれました。 特に刺さったのは、構造そのものに問題があるのに、個人の努力だけで何とかしようとしがちな日本の働き方の話です。医学部不正入試の例やブラインド・オーディションの話は、バイアスがどれだけ根深いかを実感させてくれるし、「女性が自己評価を低くしがち」という指摘の裏側に、ロールモデルの不足や育成機会の差がある、と丁寧に説明してくれるのがありがたかったです。また、「男性並みに働けることが管理職の条件になっている」という指摘は、自分が当たり前だと思っていた基準そのものを見直すきっかけになりました。 読みながら、「誰が悪い」という話じゃなくて、気づかないうちに組織が抱え込んでいる歪みをどうやってほどいていくかを一緒に考えてくれる本だな、と感じました。特に、上司との対話不足やキャリア形成の偏りなど、日常の職場でよく見かける“あるある”を構造的に説明してくれるのが助かります。 自分の働き方や職場の空気に違和感を覚えている人、特に「このままでいいのかな」と静かに悩んでいる人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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