
ズレずに生き抜く 仕事も結婚も人生も、パフォーマンスを上げる自己改革 (文春e-book)
山本 一郎
文藝春秋 / 2019-05-15
この本について
仕事も家庭も、自分の将来も、どこを基準に判断すればいいのか分からなくなる瞬間ってありますよね。周りと比べてもスッキリしないし、制度や会社の仕組みの「歪み」に巻き込まれているような感覚だけが残る、あの疲れ。僕自身、子育て・働き方・キャリアのどれを取っても割り切れないまま過ごしてきました。 この本は、そのもやもやを力技で解消してくれるタイプではなく、「目の前の現実がなぜこんな形になっているのか」を丁寧に言語化してくれます。たとえば、子育てや労働環境の不公平感に対して、自分だけが疲れているわけじゃないと気づけたり、キャリアの設計図を持たないまま日々に流されている危うさをハッとさせられたり、中年のマネジメントにおいて“分かっているはず”と決めつけて任せてしまう落とし穴を具体的に示してくれたり。読んでいると、ただの評論ではなく、自分の行動レベルに落ちてくる瞬間がいくつかあります。 そして一番刺さったのは、「なりたい自分」と「そうじゃない自分」の折り合いをどうつけるかという視点です。無理に前向きになろうとしなくてよくて、むしろ現実を見たうえでどの選択肢が自分にとって納得できるのかを考えることの大事さが、素直に胸に残りました。 制度に振り回されている気がする人や、仕事と生活の折り合いに悩んでいる人にしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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