魔術の歴史:氷河期から現在まで

魔術の歴史:氷河期から現在まで

クリス ゴスデン、松田 和也

青土社 / 2023-03

累計読者数2
平均ハイライト数 8.5件/人
star総合評価 37/100
trending_up後半加速型

この本について

仕事でも日常でも、目の前の出来事がただの「事務処理」に見えてしまう瞬間ってありませんか。効率化は進んだはずなのに、世界に触れている感じが薄くなるというか、自分の感覚がどこか乾いていくようなあの感じ。僕もよく落ちるのですが、この本を読んでいると、そもそも人はもっと長く「世界とつながって生きてきた」んだよな、と少し呼吸が深くなりました。 たとえば、東西で料理の方法が違う背景に「先祖に蒸気を届ける」という発想があった、といった話。普段の生活で気にも留めない動作に、文化や宇宙観が染み込んでいると知ると、自分の暮らしも単なる習慣の集合ではなくなるんですよね。また、魔術を「自然を操作する道具」としてではなく、人と宇宙の関係性のあり方として読む視点も、世界の見え方が一段ずれる感覚がありました。ヴェーバーの言う“脱魔術化で冷たくなった世界”という言葉も、妙に今の社会に重なってきます。 派手な答えが手に入るわけではないけれど、ものの見え方をゆっくり反転させたい時にちょうどいい本です。日常の風景にもう少し温度を取り戻したい人に刺さるはずです。

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出版社による紹介

すべてのものとともに生きるという「魔術」が持つあたらしい可能性をみはるかす、壮大にして革新的な未来にむけた魔術論。
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