
ストレスと闘う日々にやすらぎを取り戻す 怒る技法
草薙龍瞬
マガジンハウス / 2023-03-20
この本について
最近、ちょっとした言葉に反応しすぎて疲れるな…とか、他人の機嫌や空気に引っ張られて一日がもっていかれる、そんな感覚ありませんか。僕も仕事の場で「これ、本当に怒るほどのことか?」と後になって自己嫌悪になることが多くて、どうにかしたいと思って手に取ったのがこの本でした。 読み進めてまず救われたのは、「聞こえているけど聞き過ぎていない」「見えているけど見過ぎていない」という心の使い方でした。相手の言葉を深読みせず、事実だけを拾う。イラッとしたら「イラッ」と気づくだけで止める。こういう“心を奪われない”技って、精神論ではなく実際に使えるんだと実感します。さらに、「怒るほど価値があるか?」と一度立ち止まる視点があるだけで、無駄なエネルギーを払わずに済む場面が増えました。 もう一つ印象に残ったのは、怒りと孤独の話です。怒りをぶつけ続けた先には何が残るのか、という語りはなかなか直視しづらいのですが、自分も同じ轍を踏みかねないと考えると身が引き締まります。だからこそ「自分の時間を守る」という本書のスタンスが、現実的でちょうどいい距離感だと感じました。 人間関係で疲れやすい人、つい頭の中で妄想を膨らませてしまう人には、かなり刺さるはずです。自分の一日を“怒りで終わらせない”ための小さな技を、落ち着いたトーンで教えてくれる一冊でした。
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ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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