
折れない心――人間関係に悩まない生き方 (PHP新書)
橋下 徹
PHP研究所 / 2023-04-26
この本について
人の意見を聞くたびに気持ちが揺れたり、職場で“みんなと同じでいたほうがいいのかな”と迷ったり。自分の軸を持つって大事だと分かっていても、実際どうやってつくるのかは意外と誰も教えてくれません。僕自身も、その迷いにずっと引っ張られてきました。 この本が面白いのは、「個と集団の距離の取り方」をかなり具体的に扱っているところです。とくに、世論とのズレをあえて観察して、自分なりの考えをつくっていく方法は、読んでいて腹落ちしました。新聞記事を破って欄外に自分の考えを書き込む……という行動レベルの話まで落ちているので、抽象論だけで終わらないんですよね。「自分の意見がない」と悩む人ほど、こういう小さな積み重ねが軸を育てるんだなと感じました。 もう一つは、仕事の場面での“ズレ”の使い方です。相手が求めているラインを見極めて、そこにほんの少しの自分らしさを混ぜる。そのメリハリのつけ方が、消耗しない働き方につながるという視点は、日々キャパオーバーになりがちな僕にはけっこう効きました。 他人に振り回されがちな人や、自分の意見を持つことに苦手意識がある人には、とくに刺さると思います。僕と同じく「軸をつくりたいけど、何から始めればいい?」という人には、現実的なヒントがいくつも見つかるはずです。
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