
イーロン・マスク 下 (文春e-book)
ウォルター・アイザックソン and 井口 耕二
文藝春秋 / 2023-09-13
この本について
仕事でも日常でも、判断に迷う場面って多いですよね。人に合わせてしまったり、感情に引っぱられて動けなくなったり、「これでいいのかな」と自分のペースがつかめない感じ、僕もよくあります。 この本の下巻は、マスクの突拍子もない行動よりも、その裏にある“考え方の癖”が具体的に見えるのが面白いところです。共感を資源にしない姿勢とか、ゲームのようにターンごとに最善手を積み重ねる視点とか、フィードバックを人格ではなく行動に向ける意識とか、読んでいると自分の思考の癖が少し浮かび上がってきます。たとえば「判断は自分でやりたい」という彼の態度は、選択肢を前に他人の“おすすめ”に逃げがちな自分には刺さるところがありました。 全体として、マスクの過激さを真似する必要はまったくないのですが、彼が“何を見て何を切り捨てているのか”がわかることで、自分の意思決定の軸を見直すきっかけにはなります。特に、周囲に反応するだけで一日が終わりがちな人や、リスクを考えすぎて踏み出せない人には、考え方の幅を少し広げてくれる一冊だと思います。 極端な人物の行動を覗くことで、自分の働き方や判断のクセを言語化したい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの14%が集中しています。
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