
システム設計のセオリー II
赤俊哉、川又眞綱、中西良明
この本について
システム設計に関わっていると、「結局どこから考えればいいんだろう…」とか「クラウド前提の時代に、昔のやり方のままでいいのか?」みたいなモヤモヤが、どうしても溜まっていきます。僕もオンプレとクラウドが混在する環境で要件定義をしていると、その都度考え方をリセットさせられる感じがあって疲れます。 この本が助かったのは、クラウド時代でも“変わるもの”と“変わらないもの”を丁寧に分けてくれているところでした。例えば、論理設計と物理設計を行き来しながら作っていく理由が腹落ちしたり、ノーコードやローコードでも結局は設計の精度が物を言うんだと現実的に示してくれたりします。また、クラウドとオンプレでのデータ連携を最優先に考える理由も、単なる手順ではなく「なぜそうするのか」まで説明されていて、実務に持ち帰りやすいです。 特に、エンティティをどう見つけるかや、業務プロセスの最小単位をどう切るかといった部分は、どんな開発手法でも逃げられない基礎だと思います。アジャイルだろうがウォーターフォールだろうが、結局ここが曖昧だと後で全部しわ寄せが来るので、読みながら何度か自分の案件に重ねて立ち止まりました。 クラウド前提の開発で「何を変えるべきで、何を変えなくていいのか」がよく分からなくなっている人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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