
人を動かす 改訂新装版
D・カーネギー and 山口 博
創元社 / 2023-09-06
この本について
人と話していて、気まずい空気になったり、こちらの意図がうまく届かなかったりすると、「自分ってコミュ力低いのかな…」みたいなモヤモヤが残ることがあります。相手のために動きたい気持ちはあるのに、どう距離を取ればいいのか分からない。僕自身もずっとその繰り返しでした。 『人を動かす』を読み返すと、読者が抜き出していた言葉がまさにその核心を突いていて、カーネギーが語っているのは“テクニック”というより、相手の内側にある欲求や自尊心への丁寧なまなざしなんだと改めて思います。例えば、批判ではなく誠実な評価を渡すことで、人は驚くほど動きやすくなるし、笑顔や関心が表面的なものだと逆効果になるという話は、職場でも家庭でもすぐ実感できるはずです。相手を変えようとする前に、自分の態度が場を暗くしていないか見直すだけで、関係が少しずつやわらぐ感覚がありました。 そして何より、「人を動かす秘訣は、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」という一文は、やっぱり胸に残ります。相手を都合よく操ることではなく、双方が得をするような関わり方を探す。その基本に立ち返れるだけでも、人付き合いのしんどさが少し軽くなる本です。 人と関わるたびに気疲れしてしまう人、または自分の言い方で損している気がする人には、特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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