
巨人たちの星 巨人たちの星シリーズ (創元SF文庫)
ジェイムズ・P・ホーガン and 池 央耿
東京創元社 / 2023-09-08
この本について
仕事でも日常でも、目の前の問題がやたら複雑に見えて「そもそも何が本質なんだっけ…」と迷うことが多いと思います。僕も同じで、あれこれ考えすぎて視点が詰まることがあります。そんな時に『巨人たちの星』を読むと、SFなのに妙に現実の思考をほぐしてくれるんですよね。 この本には、科学者や外交官、各国代表といった立場の違う人物が次々に登場して、巨大な謎や社会問題に向き合います。刺さっている人が多い抜粋を見ると、ただの宇宙冒険ではなく「状況をどう捉えるか」「非合理とどう付き合うか」といった、人間の思考そのものがテーマになっているところに響いているのだと思います。代案がないなら決めるしかない、という判断の仕方や、知識と理性が権力にとって“扱いづらいもの”になる構造など、現実の組織でも見覚えがある視点が多いです。 個人的には、地球人の起源をめぐる壮大な設定も、単なるSFのロマンというより「人間の非合理さはどこから来るのか」を俯瞰して見せてくれる装置のように感じます。自分の思考の癖を少し引いた位置から見直したい時に役立つ一冊です。 こんな人に刺さると思います。複雑な問題を見ると固まってしまうけれど、もう一段深い視点を持ちたい人。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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