訂正する力 (朝日新書)

訂正する力 (朝日新書)

東 浩紀

朝日新聞出版 / 2023-10-13

累計読者数63
平均ハイライト数 29.7件/人
推定読了時間 約2時間19分
star総合評価 84/100
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この本について

仕事でも人間関係でも、「前に言ったことと矛盾する気がする」「考えが変わったと言いにくい」と悩む場面ってけっこうありますよね。自分でも整理しきれないまま、過去の判断に縛られて身動きがとれなくなる感じ。僕自身、年齢を重ねるほどその窮屈さにぶつかることが増えました。 『訂正する力』は、そのモヤモヤに対して「変わることそのものをどう捉えるか」という視点をくれる本でした。たとえば、老いるとは自分の過去を少しずつ書き換えていく営みだという話は、過去の選択を恥じるのではなく、いまの自分に合わせて調整していく行為として見直すきっかけになります。また、相手を固有名として見るという指摘は、人間関係がうまくいかないとき「相手を枠にはめて見ていたかもしれない」と気づかせてくれるものでした。さらに、ルールを一度破ってでも弱点を露わにするという話は、仕事で既存のやり方に疑問を持ったときの背中押しにもなります。 完璧さよりも、試行錯誤の途中でどう軌道修正するかを大事にしたい人に向いている本だと思います。過去と現在をゆるくつなぎ直しながら、自分なりに続けていくための考え方を探している人には、静かに効いてくる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

日本にいま必要なのは「訂正する力」です。保守とリベラルの対話にも、成熟した国のあり方や老いを肯定するためにも、さらにはビジネスにおける組織論、日本の思想や歴史理解にも、あらゆる局面で「訂正」は大きな「力」になります。人が生きることにとって必要な哲学を実践的に示した決定版です。
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