
個人投資家入門byエナフン 株で勝つためのルール77
奥山 月仁
日経BP / 20231117
この本について
投資を続けていると、「この銘柄、本当に持っていて大丈夫なんだろうか」とか、「割安って言われても、何を基準に判断すればいいのか分からない」というモヤッとした不安がつきまといます。僕も同じで、決算を見ても、自分の判断がただの願望なのか、それとも根拠があるのか分からなくなる瞬間が多いです。 この本が良かったのは、その曖昧さを少しずつ減らしてくれるところでした。例えば、中小型株が初心者に向いている理由が“なんとなく”ではなく、経営者にアクセスしやすいとか、事業がシンプルで理解しやすいとか、実際の行動レベルに落ちている点はかなり納得感がありました。また、波乱相場でどう心を保つかという話も、精神論ではなく、純資産からの見方や数年後の視点をどう持つかなど、地に足のついた説明なので、過去の自分にも読ませたかったです。四季報を読み続ける意味を“企業名が頭に入るから”と正面から言ってくれるのも、この本らしいリアルさだと思います。 特に「完全に状況が判明するのを待っていたら手遅れになる」という話は、迷いがちな個人投資家には刺さるはずです。複雑な理論よりも、判断に迷ったときの視点の置き方を整理してくれるので、売買の場面での腹落ち感が変わります。 地道に企業を見る力をつけたい人、自分の投資判断にもう少し芯を持ちたい人に向いている本だと感じました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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