
図解 人的資本経営 50の問いに答えるだけで「理想の組織」が実現できる
岡田幸士
ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2024-01-26
この本について
組織づくりの話になると、「心理的安全性が大事って聞くけど、具体的に何をすればいいのか分からない」とか、「人への投資って言われても、どう判断すればいいのか…」といったモヤモヤを抱えたまま動けないことが多いと思います。僕も人事に関わる場面で、同じ壁に何度もぶつかりました。 この本が助かったのは、抽象論ではなく“判断の基準”が手に入ったことです。例えば、人への投資を目論見書になぞらえて整理する視点は、曖昧な「育成」を具体的な意思決定に変えてくれますし、心理的安全性を高める行動も日々の1on1でどう振る舞えばいいかがイメージしやすくなります。また、職能主義と職務主義をどう選ぶかの話は、実際の昇進議論で何が起きているのかを落ち着いて見つめ直すきっかけになりました。 理想論を掲げるというより、「今の組織のどこが詰まっているのか」を具体的に点検できる本です。特に、現場と経営の板挟みになりやすい人事担当や、チームづくりの判断軸を持ちたいマネージャーには静かに刺さると思います。 組織に“正解”を当てにいくのではなく、自分たちなりの答えをつくるための土台を持ちたい人に向いています。
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