
荒木飛呂彦の漫画術【帯カラーイラスト付】 (集英社新書)
荒木飛呂彦
集英社 / 2015-04-22
この本について
創作でも仕事でも、「自分の興味って本当にこれでいいのか」と迷うことがよくあります。興味が散らばったり、逆に狭まりすぎて視野が固まったり。アイデアが出ない日ほど、自分がつまらなくなった気がして落ち込むんですよね。 荒木飛呂彦さんのこの本は、漫画家向けに見えて、実はそんな迷いに静かに効いてきます。まず心に残るのは「テーマは自分の人生に沿っていることが大事」という姿勢。大げさな理念じゃなく、今の自分が何を大切にしているかを正直に見に行くところから作品も仕事も立ち上がるんだと感じました。そして「興味が尽きるからアイデアが尽きる」という指摘。これは創作だけでなく、日々の企画や思考にもすごく当てはまります。興味を素直に広げておくことが、実は一番の技術なのかもしれません。 さらに印象に残ったのが、「主人公は孤独であっても、自分の大切なものを追い続ける存在でいい」という考え方。これを読んで、自分の行動にも“動機”をちゃんと持たせるだけで、迷いの質が変わる気がしました。物語づくりの話のようで、実は日常の判断にも応用できる感覚です。 自分の興味や動機がどこにあるか知りたい人、そしてそれを軸に物事を組み立てたい人に静かに刺さる一冊です。
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