
「男の余裕」のつくり方
潮凪洋介
あさ出版 / 2023-12-19
この本について
人と話しているとき、「盛り上がってるはずなのに、なんか噛み合わないな…」とか、「相手の話をもっと気持ちよく引き出せたらな」と思う瞬間ってありませんか。頑張って話題を作ろうとするほど空回りして、相手の言葉を遮ってしまう。僕もよくやってしまうんですが、あの瞬間の気まずさって地味に刺さります。 この本が面白いのは、テクニックを叩き込むというより、会話の“流れ”をどう整えるかに視点を置いているところです。たとえば、お酒を頼むタイミングを相手のペースに合わせて、相手の言葉が自然と伸びていく空気をつくること。あるいは、先に自分を語らずに「どんな趣味あるの?」の一言で相手の世界を開いてもらうこと。さらに「今まで一番好きだった人ってどんな人?」という質問で、その人自身の記憶の扉を開いてもらう場面は、読んでいて妙に腹落ちしました。自分が好きな相手なら余計に苦しい話もあるけれど、そこを遮らず受け止めることで、相手が安心して話せる状態が生まれるんですよね。 恋愛指南というより、「距離を縮めたい相手との会話で、余計な力が入ってしまう人」の肩の力を抜いてくれる本です。僕自身、うまく話そうとするより、まずは相手が話しやすい環境をつくるほうが大事なんだと実感しました。そういう視点に触れたい人には、けっこうしみると思います。
読書インサイト
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