
「働き手不足1100万人」の衝撃――2040年の日本が直面する危機と“希望”
古屋 星斗 and リクルートワークス研究所
President Inc / 2024-01-30
この本について
最近、「なんでこんなに周りが忙しそうなんだろう」とか、「働き方を変えたいのに、そもそも社会がカツカツなんじゃないか」と感じる場面が増えました。自分の余白のなさを個人の問題として抱え込みがちですが、この本を読むと、実はもっと大きな構造の変化とつながっているのだとわかります。 人口減で働き手そのものが減っていく中、医療や介護など“生活を維持するための仕事”に労働力が吸い寄せられていく。企業も自治体も若手を確保できず、人の奪い合いになる。そう聞くと暗い話に思えますが、本書の価値は「じゃあ何ができるのか」を現実的に示しているところでした。たとえば、医療・介護の周辺業務をテクノロジーで肩代わりして、本来の対人業務に集中できるようにする未来像や、企業が“楽しく働ける仕事”をつくるインセンティブが高まっていく流れ。あるいはリモートワークが、個人の可処分時間を増やし、実は社会全体の働き手不足にも効いているという視点は、自分の働き方を見直すきっかけになりました。 社会全体が「誰が必要な労働を担うのか」という問いに向き合わざるをえない今、読んでいて怖さよりも、“自分にもまだできることがある”という手触りが残ります。将来に漠然と不安を抱えていて、現実的な視点で状況を整理したい人に刺さる本です。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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