
詭弁社会 日本を蝕む”怪物”の正体 (祥伝社新書)
山崎雅弘
祥伝社 / 2024-03
この本について
ニュースを見ていて、「なんでこんな言い逃れが普通みたいな顔で通るんだろう…」って、妙なモヤモヤが残ることありませんか。相手が嘘をついているのか、詭弁で煙に巻こうとしているのか、自分でも判別しきれないまま流されてしまう感じ。僕も同じで、気づいたら「仕方ない」で飲み込んでいました。 この本が刺さるのは、あのモヤモヤに名前がつくところです。著者は「ウソ」と「詭弁」を“怪物”として描き、その習性や行動パターンを具体的に示してくれます。たとえば、政治家がよく使う「意図はなかった」と「誤解を与えたならお詫びする」の合わせ技。なんとなく聞き流していた言葉が、なぜ危険なのか、どこに欺瞞や傲慢が潜んでいるのかが、スッと腹に落ちるようになります。それを知るだけで、ニュースや会見を見る姿勢が少し変わり、妙な違和感に理由をつけられるようになりました。 個人的には、この本は「社会の空気に流されやすいけど、本当は自分の頭で考えたい人」に特に合うと思っています。派手に問題を解決してくれる本ではないけれど、曖昧な不安を言語化してくれるだけで、日常の判断がちょっとだけ強くなる。僕はその「ちょっと」を求めて読んだし、同じような感覚の人にはちゃんと届く一冊です。
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