
読みトレ
吉田裕子
この本について
文章を読んでいるはずなのに、途中で「あれ、何の話だっけ?」となってしまうこと、僕もよくあります。内容が難しいというより、主語と述語がつかめなかったり、どこが本題なのか見失ったりするんですよね。仕事の資料でも同じで、読み終えたのに結論がふわっとしているときはだいたい自分の読み方がブレています。 『読みトレ』を読んでみて感じたのは、「読めない理由」のほとんどが技術で改善できるということでした。話題と結論を押さえるだけで理解の輪郭が一気に出ること。接続語や指示語の働きを意識すると、書き手の主張がどこで切り替わっているのか見えるようになること。そして、事実と意見を分けて読むと、情報に振り回されにくくなること。どれも地味ですが、実生活でじわっと効いてきます。 特に、先進事例をそのまま「正解」とみなさず、自分たちにも本当に当てはまるのか一度立ち止まって考える姿勢は、仕事の場面でそのまま使えます。表面的な言葉だけで判断しないという態度が、結果として読解力の底力になるんだなと実感しました。 文章に向き合うときに「自分の読み方に自信がないまま進んでしまう人」にはかなり刺さると思います。大げさに言えば、読むことそのものが少し楽になる本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
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