
大人の語彙力が使える順できちんと身につく本
吉田裕子
かんき出版 / 2025-01-08
この本について
仕事のメールを書いていて、「この場面でちょうどいい言い回しって何だっけ…」と指が止まることがよくあります。丁寧にしたいのに大げさにはしたくないし、素っ気なくするのも違う。でも辞書を引いても実際の使いどころまでは分からず、結局いつもの表現に落ち着いてしまう。そんなモヤモヤを抱えている人、多いと思います。 この本は、知識として語彙を並べるというより、「どんな場面で、どう空気が変わるか」を示してくれるのがありがたいところでした。例えば、仕事の依頼を丁重に断りたいときに「荷が重い」をどう出すかとか、久しぶりに連絡するメールの最初で相手の安否をどう自然に気遣うかとか、実際のシーンが頭に浮かぶ形で示されているので、そのまま自分の生活に落とし込みやすいです。相手との距離が近すぎず遠すぎない表現が多いのも現実的で、無理なく使えます。 また、場を整える言葉──「本音で話すときの腹蔵なく」や、「お運びくださいました」のような対面での一言など、自分では選ばなかった語の使いどころを知れるのも大きいです。語彙が増えるというより、選択肢が静かに増えて、コミュニケーションの幅がちょっと広がる感覚に近いかもしれません。 丁寧に振る舞いたいけれど、堅苦しさは出したくない。そんな微妙なラインで悩みがちな人に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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